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2011年10月25日火曜日

ハーモニーファーム安土にて稲作体験part7













10月17日は稲刈りの追い込み時期ということで、車2台に分乗し、出掛けました。前日の雨の影響で、長靴が泥に浸かりながらの作業になりました。何回か参加しているなかまは慣れてきたようです。今回は一反の半分まで稲刈りが出来ました。

22日は刈った稲を玄米にする作業です。初めて見る籾取り機。ハーモニーファームの河野さん、機械を貸していただいている社長さんに教えてもらいながら、籾殻を受けるシートを張りました。次に機械に筒状のビニールを付け準備完了です。30kgの袋を担ぎ、籾取り機に入れて行きます。今度は出て来た玄米を袋詰めする作業です。商品にならない小さい玄米は機械の下に落ちて行きます。出て来た玄米を30kgになるように、量りの上に袋を置き、受けて行きます。みんな真剣な顔で汗を掻きながら、手分けして15袋分を袋詰めしました。3時間の作業でした。

ファームに戻り、新米のおにぎりをいただきます。最高の味です。いつものように、日誌に感想を書きました。みんな疲れているけど、笑顔で一日を振り返ります。今回はフォーラムでお披露目するため、60kgの玄米を持って帰りました。京都で精米する予定です。大変な雑草抜き、稲刈りを体験し、無農薬のお米作りを経験しています。きっと格別な味のお米になると思います。ハーモニーファームの河野さん、みさこさん、ありがとうございます。みんなお疲れさまです。

   笠嶋

2011年10月23日日曜日

家族プログラム6-9月

 朝晩とかなり冷え込むようになり、日中との気温差が激しい季節になりました。みなさま、いかがお過ごしですか? 家族プログラムの報告が滞ってしまいました。申し訳ありませんでした。ここで、6月から9月の4ヶ月間の報告をさせていただきます。

 報告が滞っている間も、京都ダルクの「家族プログラム」は毎月第4日曜の午後に行なっていました。6月は「薬物依存~依存の過程」がテーマで14名の方が参加されました。7月は「フリーディスカッション」でした。参加されたのは13名の方です。8月、9月は、それぞれテーマが「薬物依存~回復」と「薬物依存と家族」でした。そして、参加者は11名の方と、12名の方でした。いずれの回も、参加者の方は毎月参加してくださる方もいれば、初めて参加される方もいらっしゃいます。身近な人の「依存症問題」が表面化してからの年月も、それぞれ違います。でも、毎回、それぞれが自分の想いを語り合うなかで、気づきやつながりが生まれます。

 依存症者のご家族は、(自分では)まったく思いがけずに依存症と関わる状況に置かれてしまいます。そのような状況で孤立してしまうと、自分が本来もっている力がわからなくなってしまったり、他者を傷つけたり、他者を抑えつけるなど力の使い方を間違えてしまいやすくなると思います。また、期待通りには変わっていかず「出口」が見出せない時には、“真っ暗なところに、自分だけが取り残されている”ような心細さや、“足を止めてしまったら2度と動けなくなってしまうのではないか”というような焦燥感などを感じる方もいらっしゃると思います。ひとりっきりで「光」を見つけられないときは、仲間が光をかざしてくれる存在になってくれると思います。家族プログラムは、参加者お一人おひとりの存在自体が、他の参加者の「光」になる場であれたらと願っています。

 京都ダルクでは、家族プログラムの以外に、依存症者のご家族の個人カウンセリングを行っています。グループでは、なかなかお一人おひとりの細かな状況までお聞きして「これからどうしたらいいか」を考える時間がもてないのが現状です。お一人おひとりのニーズにあわせてカウンセラーがこれからを一緒に考える場として、個人カウンセリングをぜひご利用ください。(個人カウンセリングは予約制です。予約は、京都ダルクまでお電話でお願いします)

薬物依存症者の家族心理ケア事業

NAパブリックインフォメーション・イン京都に参加

朝晩、すっかり寒くなって来ました。風邪が流行っています。皆さん、お気を付け下さい。

10月12日(水)伏見区総合庁舎にて、NA(ナルコティクス アノニマス)関西エリア パブリックインフォメーションin京都が行なわれました。京都ダルクのなかまも、準備から関わりました。当日は数人で会場設営を手伝い、受付係、書籍販売係、タイムキーパー係など、今回は京都での開催ということで、みんな頑張っていました。体験談を話したなかま、モデルミーティングに参加したなかまも、緊張しながらもメッセージを伝えていました。

100名程の参加があり、薬物依存症者の回復のメッセージ、しらふで生きる喜びが、少しでも伝わったことと思います。ダルクの利用者も初めて体験したなかまもいました。ひとりでは出来ないことが、みんなで力を合わせれば、いろんなことが出来ることを感じたと思います。11月19日には、”京都ダルク8周年フォーラム”が待っています。

   笠嶋

2011年10月11日火曜日

岐阜ダルク7周年フォーラムに参加!!








10月10日、快晴の日、6名で京都ダルクを10時に出発しました。自分にとっては懐かしい岐阜ダルクフォーラムに出掛けました。テーマは「回復の始まり」~すべてはここから始まった~。

岐阜ダルク施設長の遠山 香さんの司会で、ダルク創設者の近藤 恒夫氏、スタッフの外山 憲治氏、入寮者であった河野 俊男氏を交え、東京ダルクでの創生期のエピソード、苦労話などを聴くことが出来ました。今では60ヶ所程に広まったダルクは、東京ダルクから増えて行きました。其々のこれからの話しには、近藤氏からは薬物依存症者が矯正施設に入ることなく、病気として、治療プログラムを受けて回復していく社会について、外山氏からは、韓国、カトマンズ(ネパール)など、メッセージが届いていない土地へのアプローチ、河野氏からは、女性の施設の必要性などが語られました。「今日だけ」を生き続けてきたなかまの話しは、流石に重みを感じました。

その後は、奈良ダルクのなかまの落語。楽しませてもらえました。利用者の体験談、ご家族の方のお話しは、いつ聴いても心に響くメッセージをもらえます。

フォーラムの後、夕食を済ませ、NAミーティングにも参加しました。いつもと違う土地での自助グループのミーティングも楽しみのひとつです。

帰路につき、京都ダルクに戻って来たのは、23時前。参加したなかまは少し疲れた様子でしたが、新しいなかまとの出逢い、懐かしいなかまとの再会などを楽しめたと思います。

12日はNA関西エリアのフォーラムが、京都で行なわれます。11月19日には京都ダルクのフォーラムが行なわれます。希望のメッセージが大勢の方に届けばと願っています。

  笠嶋

2011年10月10日月曜日

京都府立私立中学高等学校教育研究大会

京都府立私立中学高等学校教育研究大の分科会でお話しさせていただきました。
昨今の合法ハーブ、大麻問題、向精神薬の依存症などをお話しさせていただきました。

これまでは、「ダメ!絶対!」一辺倒でしたが「ダメ!絶対!」だけでは解決できない問題となっております。

さかのぼること30年前、私たちの時代に学校のクラブ等ではグランドのランニングで水分補給は積極的に取らしてもらえませんでした。水でも飲もうものなら、うさぎ跳びをさせられました。
今では、そのような練習の仕方は否定されているように、薬物乱用、依存の解決においても最新の医療やトリートメントを知っていただき、新しい現実的な取り組みが必要であることなどをお伝えしました。

小林桜児先生(国立・神経医療研究センター病院精神科)のお言葉ですが「浮き輪やビート板を手放さないと泳ぎ方を教えてあげない」と言う水泳コーチがいるだろうか。

12月5日(月)に小林先生と立命館大学にて「若者の薬物問題について考える講演会」にてご一緒させていただく予定になっております。主催は京都市こころの健康増進センターです。
詳細については、近く広報されると思います。

2011年10月9日日曜日

ハーモニーファーム安土にて稲作体験part6
















今週も利用者と共に、ハーモニーファーム安土に出掛けた。先週は初秋の爽やかな一日を過ごせた。今回もと思っていたが、2日前の影響で田圃はぬかるみ、稲は倒れていた。天気は快晴で良かったけれど気温は高く、みんな汗を掻きながらの作業になった。空にはエンジン付きのパラグライダーが気持ちよさそうに飛んでいた。

今回は雑草も少なく、稲も良く実り、刈り易い分、藁で縛る作業が追いつかない状態だった。「今日は捗るなぁ~!!。」とみんなで笑顔から始めたが、一反の3分の1も進まなかった。でも続けていく中で、みんな準備から段取り、作業まで慣れて早くなっているのは事実である。楽しく話しながら、コミュニケーションを取るのも大切なことである。ハーモニーファームのみさこおばちゃんが嬉しそうに、「今年採れたお米が来年の「祇園祭」の「長刀鉾」から撒かれるちまきで使われるよ。」って話していた。

作業の後、シャワーで泥と汗を流し、作っていただいた新米のおにぎりとおでんは格別の味である。みんな美味しそうに食べていた。ダルクから送った酢橘でゼリーを作ってくれていた。みさこおばちゃんありがとう。

来週から脱穀が始まるらしい。次回は17日。大勢で参加する予定である。いつも笑顔で迎えていただき、笑顔で手を振って見送っていただきありがとうございます。

   笠嶋

2011年10月2日日曜日

ハーモニーファーム安土にて稲作体験part5














琵琶湖大橋を渡り、見慣れた景色が車窓から見え始めた頃、土手に秋桜が咲いているのが眼に入って来ました。空には鰯雲が空高く拡がっていました。ハーモニーファーム安土に着き、昼食で新米のおにぎりを戴きました。なんと美味しい。みんな何個も頬張り、長靴に履き替え、田圃に向かいました。        

先月の夏日での作業が思い出されました。膝近くまで水に浸かり、大汗を掻きながら雑草を抜いていたのが、、、。清々しい風を受けながら、今回は汗も掻かず、鎌で稲刈りをすることが出来ました。なかまのお子さんが楽しそうに手伝っていました。みんな笑顔で見守っています。いい光景でした。雑草を分けながら、刈った稲を藁で巻いていきます。長さを揃え、穂先から20cmのところで巻き、右手で前に引き、同じ方向になるようにして、架けて行きます。何回か来ているので、みんな慣れていて、作業は捗りました。10月は毎週、作業に来ることになると思います。自然の中、身体を動かし、美味しいお米を食べ、なんと健康的なことでしょう。収穫されたお米は11月の京都ダルクフォーラムに紹介出来ると思います。今から、楽しみにしています。次もみんなで頑張ります。

   大久保、笠嶋