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2012年10月29日月曜日

街づくり夢基金決定!!

ひと雨ごとに京都の紅葉が進んでいます。11月には見頃を迎えそうです。

昨年より、安土のハーモニーファームから始まった農業体験。今年は亀岡にて行っています。
 今回、スタッフの大久保が、「街づくり夢基金」助成事業に応募し、1次通過しました。自分たちの夢に向け第2次公開選考会に(大阪の堺市方面)に出掛けました。コルクボードに写真を 貼ったり、映像を編集したり、準備も怠りなく、4分間のプレゼンに臨みました。気持ちが通じ、「環境・食と農分野」で助成が決定しました。
自分たちがこれから新しく地域の方に力を借りながら自分たちの居場所(田んぼや畑)を持ちたいその夢が少しずつ近づきました。有難うございます。


今後、プログラムの一環として、助成金を活かし、太陽の光の下、農作業を頑張っていくつもりです。ありがとうございました。                       大久保

2012年10月24日水曜日

京都DARC9周年フォーラム

京都DARCのフォーラムには沢山のご来場ありがとうございました。昨年よりも多く、250名余りの参加がありました。涙あり、笑いありのフォーラムでした。

毎年、準備段階から、テーマは何にするか。基調講演はどうするか。映像は。など...。利用者を交え楽しく、真剣に話し合います。今年はみんなで唄おうという案が出ました。曲は何にするかで候補が出て投票で「翼をください」に決まりました。



今年のテーマは「ともに生きる」。 ダルクらしいことばです。今年の9月に女性ハウス”ワイオリ”が出き、基調講演も女性をテーマにした小嶋 洋子さんの「女性の回復と支援」でした。他の地区から来た女性のスタッフが楽しみにしていて、すごく為になったようです。

なかまの話しはそれぞれ正直で胸を打つ内容でした。最後はみんなで合唱です。なかまのギターと共に、練習より大きな声で唄えたような気がします。涙が出そうになりました。

フォーラムの後は恒例の祝賀会です。何日も前に仕込みから始まり、当日も朝早くから準備していました。おでんが一番人気だったようです。今年は祝賀会に参加して下さった方も多く、料理もあっという間になくなりました。料理を提供していただいた家族の方、大阪ダルクの方、ありがとうございました。京都DARCは今年も皆さまのご支援により前に進んで行けます。

    笠嶋

2012年10月18日木曜日

ボランティアフェスタに参加して!!

京都は今日も雨が降っています。少しずつ季節が進んでいます。京都市福祉ボランティアセンター主催で10月14日(日)みやこめっせにて、「ボランティアフェスタ」が行われ、ダルクからも参加して来ました。近くの平安神宮のもみじも紅葉し始めていました。

ブースでは京都市内の福祉ボランティア団体が多数、参加され、各団体紹介や食事コーナーも出店されていました。出し巻き定食は美味しかったです。

親子で楽しめるイベントも開催され、”それいけ!アンパンマンショー”や”防災ゲーム体験コーナー”、”乳幼児の遊びコーナー”には沢山の親子連れが集まっていました。

シンポジウムでは「共にすすめる絆づくり」地域発!社会的孤立を防ぐ見守り活動と居場所づくりの実践報告、かづきれいこ氏の講演会「心が元気になるメイク」などが行われました。

京都ダルクからは、ダルク紹介、書籍販売、レザークラフト販売を行いました。10時から3時までの間に沢山の方がブースに来られました。ありがとうございました。

お知らせ 

10月20日(土)13:30より ひと・まち交流館にて
”京都DARC9周年フォーラム”が開催されます。沢山の方のご来場をお待ちしています。

   笠嶋




2012年10月16日火曜日

子育てかたりあいグループのお知らせ


この子がこんなことをするのは私が薬物依存症だから?

子どもが思春期。
何が起こるんだろう? 
私が思春期の頃は、もうアルコールや薬の問題が始まっていた…

クスリから離れて現実の世界にもどってきた時、目の前にいたわが子。
この子とこれからどうしていこう?

子どもが、学校に行かなくなってしまった! 
これも、私のせいなの。私がちゃんとしてなかったから…


薬物に問題があると感じ、子どもとの関係の中で感じるいろいろな思いを話したいという女性はどなたでも参加できます。

 
参加無料 
※託児はありません。

定員:5名(先着順)
会場:京都ダルク
締切:クール開始5日前

①11月・12日、19日、26日(月曜日)13:00-15:00
②12月・ 3日、10日、17日(月曜日)13:00-15:00
③ 1月・ 9日、16日、23日(水曜日)13:00-15:00
④ 2月・12日、19日、26日(火曜日)14:30-16:30
⑤ 3月・ 4日、11日、18日(月曜日)13:00-15:00
★ご希望のクールにお申込みください。1クールのみの参加も、全クールの参加も可能です。但し、(原則的に)お申込みされたクールの3回は全回のご参加をお願いします。
★グループには、カウンセラーが進行役として参加します。

お申込み お問い合わせ 京都ダルク 075-645-7105

2012年10月8日月曜日

AIDS文化フォーラムin京都に参加して

10月6日、7日と同志社大学新町キャンパスにて「第2回 AIDS文化フォーラムin京都」に参加しました。1994年、アジアで初めての国際エイズ会議が横浜で開催されたのをきっかけに、毎年8月に横浜では開催されています。関西は現在HIV新規感染者数が急増している地域で昨年、第1回目を開催し、継続開催の声も多く、今年も行われたとのことです。京都ダルクもブース出展し、パンフレット配布、書籍販売を行いました。7日には、「薬物依存」についての時間をいただき、京都ダルクの説明、モデルミーティングを行いました。教室には大勢の方が来られ、薬物問題への関心の高さ、身近な地域問題としての認知を感じさせられました。

自身は6日にサポートスタッフとして利用者と共に、受付や設営のお手伝いをさせていただきました。学生さんの出店、参加も多く、若い世代から知ること、学ぶことは素晴らしいと感じさせられました。




2012年10月4日木曜日

葛川にキャンプ!!

9月28日、29日と滋賀県大津市の葛川森林キャンプ場に、びわこダルクと合同のキャンプに出掛けました。京都ダルクからは26名、びわこダルクからは11名の参加になりました。バンガロー5棟とテント1棟を借り、16時からはみんなで夕食のカレーの準備をしました。何人かのなかまは近くの川へ出掛け、川魚を釣って来ました。山の日の暮れは早く、18時にはすっかり暗くなりました。野菜を切ってくれるなかま、ご飯を炊いてくれるなかま、食べる準備をしてくれるなかま、みんなで手分けしながら、美味しいカレーが出来上がりました。外で食べるカレーは本当に美味しいですね。おかわりするなかまもいました。19時からはキャンプファイヤーを囲んでのミーティングです。
炎も見ていると不思議な感じがします。みんないつもと違うミーティングを体験出来たようです。

それからは自由時間。シャワーを使うなかま、焚火を囲んでギターを弾いてくれたなかま、星を観ながら過ごすなかま。それぞれが楽しんでいました。しかし、山の夜は寒く、テントでは毛布1枚は油断していました。寒くて寝れないというのは初めての体験でした。なかまも風邪を引いたようでした。

山の朝は清々しく、またみんなで手分けして、朝食の準備です。目玉焼き、ソーセージ炒め、レタスのサラダ。朝から贅沢な食事でした。みんなでワイワイ話しながら、最後は恒例の集合写真を撮って10時にチェックアウト。

帰り道に銭湯により、寒かった身体を温め、ホッとしながらダルクに帰って来ました。みんなお疲れさまでした。来年はもう少し、早い時期がいいと思いながら、なかまとの想い出がひとつ増えました。




    

  

京都DARC9周年記念フォーラム開催のおしらせ

10月に入り、京都も朝晩、涼しくなりました。鴨川を通る風も心地よく感じる季節になりました。

この度、京都ダルクは開設9周年を迎えました。これもひとえに皆様からのご支援、ご協力によるものと深く感謝しております。ありがとうございます。
さて、来たる10月20日(土)”京都DARC9周年フォーラム”を行います。

*テーマ 「ともに回復を」
*日時 10月20日(土)13:30~18:00
 
      13:30 開会
            DARCの活動について
           
            
            なかまからのメッセージ
            講演 小嶋 洋子さん(女性サポートセンターIndah代表)
                          「女性の回復と支援」
      17:40 閉会
            「翼をください」をみんなで合唱
       
       
      18:00~ 9周年記念祝賀会
*場所 ひと・まち交流館京都にて
      (京阪電車「清水五条」駅から徒歩8分
       京都市地下鉄 烏丸線「五条」駅から徒歩10分)

                                         http://www.yo.rim.or.jp/~kyo-darc/image/9th.pdf


       

2012年9月24日月曜日

広島ダルク支援の輪を広げる市民フォーラムに参加して!!

 
京都では秋分の日も過ぎ、夜は少し過ごしやすくなって来ました。空にはいわし雲が拡がっています。

9月21日夕方、京都ダルクを出発し、4人で広島まで行きました。車で5時間かけ、ホテルに着いた頃にはみんな、お腹がペコペコ。みんなで「広島焼き」を食べました。大浴場も有り、快適に過ごすことが出来ました。利用者の2人も喜んで、「楽しいですね。」って言っていました。早めに就寝し、次の日の朝、ホテルを10時に出発。フォーラムの前に”リカバリー・パレードinヒロシマ”に参加しました。広島の中心街を100名程でパレードしました。参加者は「依存症者・精神障がい者・生きずらさを抱えた方」で、ダルクは先頭を歩きました。”翼をください””上を向いて歩こう””故郷”を唄いながら、1時間程のパレードでした。いい体験をさせてもらえました。第一回目ということで、初めての試みだそうです。昼食は「広島ラーメン」を食べました。地元の味は嬉しいものです。

13時50分からは、「広島ダルク支援の輪を広げる市民フォーラム」が行われました。瑞宝太鼓の演奏はみんな一生懸命で心に響く演奏でした。年間130公演近くをこなすハンディを持ちながら、プロの和太鼓奏者になったそうです。休憩を挟んで、日本ダルク 近藤 恒夫氏の”ダルクの活動と地域への期待”という講演で、ダルクが抱える問題、一部執行猶予制度の話しを交え、広島ダルクの支援も含んだ話しでした。山梨ダルク 佐々木 広氏の”山梨ダルクの取り組みから”というテーマで開設当時の苦労、広島ダルクの応援を交え、ユーモアたっぷりの講演でした。保護司さんの話しを挟み、最後は広島ダルク施設長 井上 智義氏の感謝のあいさつで終わりました。

京都に戻って来たのは、10時頃になりましたが、参加出来て良かったといい笑顔でそれぞれの帰路につきました。広島ダルクの方々、いい分かち合いをありがとう。




   

NAパブリック・インフォメーションin神戸2012


NAパブリック・インフォメーションin神戸2012
日程:2012年11月22日(木)
会場:あすてっぷKOBE 神戸市男女共同参画センター
住所:神戸市中央区橘通3丁目4番3号
プログラム:
        13:30 文献朗読
        13:45 なかまの体験談
        14:45 休 憩
        15:00 なかまの体験談
        16:00 Q&A
        16:30 閉 会



NA関西エリア主催で「パブリック・インフォメーションin神戸‐NA(ナルコティクス・アノニマス)とは‐」と題しましてNAの活動や薬物依存者の回復を知っていただき、皆様と出会いつながりをもてれば幸いです。
 別紙チラシをご覧いただきお誘い合わせのうえご参加ください。よろしくお願い申し上げます。
NA文献より抜粋

 NAの仲間になるまで私たちは、自分の人生がどうにもならなくなっていたし、 他の人たちのように生きることも人生を楽しむこともできなくなっていた。 私たちは違う楽しみを探さなければならなかった。 そしてその答を薬物に見つけたと思っていた。 私たちは、家族、妻、夫、子供たちのことをそっちのけにして、まず薬物を使う ことを考えていたし、あらゆる犠牲を払って薬物を手に入れなければならなかった。 私たちは多くの人たちを傷つけてきたが、一番ひどく傷つけたのは自分自身である。 そして自己責任を引き受ける能力に欠けていたため、実際は自分で自らの問題を作り出してきた。私たちは現実に直面することができなくなっていたのである。

 私たちはアディクションによって少しずつ自殺をしていたことに気付いた。 しかし、アディクションは巧妙な敵なので、それに対抗する手だてはなかったのである。 私たちの多くは、最後には、刑務所や治療薬、宗教、精神科医の世話にならざるを得なかった。 だが、このような方法はどれをとっても満足のいく結果は得られなかった。 私たちの病気は必ず再発するか進行した。ついに私たちはこの状態から抜け出したい一心で、 ナルコティクス アノニマスの仲間に助けを求めたのである。

 NAに来てから、私たちは治るということのない病気に苦しむ病人であることに気付いた。しかしながら、ある時点で病気の進行を食い止めることができるし、そうすれば回復が可能なのである。

2012年9月6日木曜日

第2回AIDS文化フォーラムin京都のお知らせ

ひぐらしの声が秋の虫の音に変わって来ました。夜も少しづつ涼しくなり、過ごし易くなって来ましたね。

さて、いつもお世話になっているバザールカフェの関係で、今回、10月6日(土)7日(日)に行われる

”第2回AIDS文化フォーラムin京都”に参加することになりました。

目的:Ⅰ.エイズ問題の啓発
    Ⅱ.多様性を理解する
    Ⅲ.ともに生きる

日時:10月6日(土)12:20~18:30
    10月7日(日)10:00~17:45

会場:同志社大学 新町キャンパス 尋真館(じんしんかん)
     <市営地下鉄烏丸線「今出川」④番出口 徒歩5分、新町通今出川上ル>

京都DARC紹介 薬物依存 モデルミーティング
    10月7日(日)13:00~14:30 4号館にて

ダルクからもサポートスタッフでの参加から、当日も出掛けます。
是非、ご参加下さいね。



2012年8月27日月曜日

依存症診療報酬改定の怪

厚生労働省は、平成22年度の医療診療報酬改定時に重度アルコール依存症入院医療管理加算(1日につき)、摂食障害入院医療管理加算(1日につき)を新設したが、薬物依存症はこの医療報酬改定時に外されました。
なぜ、アルコール依存症や摂食障害の入院医療管理加算が認められ薬物依存症が外されたのか。

重度アルコール依存症入院医療管理加算(1日につき)
1 30日以内 200点
2 31日以上60日以内 100点

平成20年度の診療報酬改定の際に日本アルコール関連問題学会が、提案書「アルコール・薬物依存専門病棟入院医療管理加算(新設)」を提出しましたが,その時には薬物依存症が加算対象に入っているのです。
しかし、その時はアルコール依存症についても加算は新設されませんでした。
ところが、平成22年度の改定では薬物依存症を外して通っているのです。

平成20年当時の要望書は以下のように述べております。

日本アルコール関連問題学会理事長 丸山勝也
社会保険診療報酬改定に関する要望書
Ⅰ. 要望書 「アルコール・薬物依存専門病棟入院医療管理加算(新設)」
要望点数:入院3ヶ月までの間,1日350点
 以下の施設基準を満たすアルコール・薬物専門病棟において,入院後3ヶ月までの間,1日350点を算定する。
1. 当該病棟の病床数のうち,アルコールまたは薬物依存症患者が80%以上を占める。
2. 当該病棟において常勤の医師が2名以上配置され,うち1名は精神保健指定医であること。
3. 15対1以上の看護配置であること。
4. 作業療法士・臨床心理技術者・精神保健福祉士のうち,いずれか2名よりなる常勤スタッフが関与すること。
5. 個々の達成目標を掲げて計画的なリハビリテーション・プログラム(1日6時間以上)に従って運営されるもの
で,毎日診療禄に記載と評価を記入すること。
要望理由:
1. 最近飲酒運転による死亡事故に関する相次ぐ報道がなされているにもかかわらず一向に減らない原因として,それらの多くにアルコール依存症が関係していることがあげられる。
2. アルコール・薬物依存症は,有効かつ適切な治療を行わなければ完治しない難治性疾患である。そのためモデルとなるリハビリテーション・プログラムを治療に取り入れた専門病棟を持つ施設が必要である。
3. アルコールあるいは薬物依存症の専門治療プログラムは,毎日午前・午後とも各種のプログラムで構成され,それを数ヶ月(ほとんどの専門施設で3ヶ月)続ける必要がある。
4. プログラムの中には,集団精神療法的なかかわりと個別のきめ細かな精神療法的関与はいうまでもなく,家族や職場関係者等への治療的アプローチと環境調整が不可欠である。
5. そのため多数のマンパワー(医師1~2名,日勤帯の看護士・看護助手7~10名,その他作業療法士,臨床心理技術者,精神保健福祉士などがほぼ毎日関与)を必要とする。
6. 現在,上記の条件を満たすべく医療活動を行っている病棟では,入院精神療法,集団精神療法,作業療法などの診療報酬しか算定できず,それも重複算定が限定されているため極めて非採算となっている。
7. 飲酒に関連している医療費は約2兆円(総医療費の約7%)と報告されているが,アルコール・薬物依存症の治療がより有効に実施されるようになれば,これら莫大な医療費の節減に寄与できるばかりでなく,飲酒運転による死亡事故の防止にもなり,当該領域の治療モデルが確立できることになる。

2012年8月20日月曜日

近江舞子で湖水浴!!

残暑お見舞い申し上げます。

8月18日(土)びわこダルク・京都ダルク・三重ダルク合同で、琵琶湖の近江舞子にて、バーベキュー&湖水浴を行いました。
いつものように、人数、買い物、備品準備などがあります。何日も前からスタッフが練り、利用者と一緒に、バーベキュー用品の買い物、備品の準備をしました。
当日は天気が心配でしたが、朝から晴れていてホッとしました。ダルクを車5台、総勢27名で9時に出発。土曜日とあって、途中、湖畔道路は混んでいました。少し予定を過ぎ、11時前に現地に着きました。既にびわこダルクのなかまが着いていて、場所取りをしてくれていました。コンロを配置し、火を熾すのが大変です。汗を掻きながらみんなで手分けをして、ようやくバーべキューが始まりました。牛タン、カルビ、ハラミ、ホルモンなどアッという間に平らげました。
その後はそれぞれ、湖水浴を楽しんでいました。なかまのお子さんもさかなを見つけたり、波を楽しんだりしていました。
急に雲行きが怪しくなり、慌てて片付けをしました。みんな慣れていて、手際良く洗い物も済ませ、帰路に就きました。帰り道、ゲリラ豪雨に遭いましたが、ダルクの戻る頃には雨も止み、それぞれのミーティングに出掛けました。お疲れさまでした。



  笠嶋

2012年8月17日金曜日

2012年8月9日木曜日

薬物依存を孤立させない

 毎日新聞京都版の記事より 2012年8月9日(木)
 女性ホーム「ワイオリ」開設へ向けた取り組みが掲載されました。

 この4月から物件を探しておりますがいまだにホームとなる物件の賃貸契約に至りません。どうも、ダルクだと知ると貸したくないといった対応が目立ちます。しかし、私たちはあきらめる訳にはいきません。実際、京都の街にダルクがあろうが無かろうが薬物問題は起きており例外ではないのです。私たちはその問題を解決するために活動しているのです。

私たちの多くは子どもの頃よりなんらかの問題を抱え、解決の糸口も見つけられず薬物使用を始め止めることが出来ませんでした。繰り返す薬物使用の裏にある、生きづらさ、孤独感、依存症という病気。

その病気には薬物依存症、アルコール依存症、ギャンブル依存症、買い物依存症、借金依存症、SEX依存症、ワーカーホリック、などがあります。このような問題は子どもへ悪影響を与え、その子供が問題行動を起こす。依存症は世代間連鎖を繰り返し、問題は複雑になり、大きくなっていきます。この連鎖を断ち切るためには、子育てをする薬物依存者を支え安心して子育てできるような場の創出が必要なのではないでしょうか。

日本社会では薬物犯罪に対して厳しい対応がなされておりますが、それ以上に救いや癒しが人を変えると私は信じています。私自身がそうでした。どうか新しい生き方を身につけようとする薬物依存者に手を差し伸べ欲しいのです。穏やかな笑顔と出会い、変っていく薬物依存者とその子どもたちが一人でも増えることを願っています。皆さまとそのような活動をしていければ幸いです。


どうか、ご支援、ご協力を切にお願する次第です。よろしくお願い申し上げます。
加藤 武士



2012年7月28日土曜日

福井の海にレクリェーション!!

7月25日、26日、京都ダルクを9時に出発し、福井県若狭の常神に向かいました。車4台、総勢27名の”恒例、夏の日本海レクリェーション”です。毎日のように天気予報をチェックし、晴れのマークにホッとしながら、ようやく当日になりました。

道路の渋滞で予定より遅れましたが、無事に現地到着。曇っていた空も太陽が出て来ました。部屋割りの準備、海の準備をし、出発です。今回は宿の前から舟で無人島に渡る計画をしてくれていました。心地よい風を受けながら、5分くらいで到着。岩場の方で魚や貝を獲りに行くなかま。浮き輪に浮かびながら楽しむなかま。浜辺でゆったりするなかま。それぞれの楽しみ方で満喫しています。青い空、きれいな海、最高です。時間が過ぎるのは早く、2時間ほどで宿に戻り、シャワーを浴びて、夕食の時間。海の宿に相応しく、鯛、平目、縞鯵など活きのいい刺身が一杯です。あっという間になくなってしまいました。

夕食の後はミーティング。これは欠かせません。いつもの雰囲気とは違うので、新鮮です。夜は漁港で花火大会。打ち上げ花火、線香花火、ロケット花火、ねずみ花火。火傷や怪我をしないように気をつけながら笑いあり、歓声ありの楽しいひと時でした。その後は数人で裏の展望台に向かいましたが、地図通りの道を行くと細い山道になり、思わず断念。それでも星がきれいで薄っすらと天の川も観えました。感動です。

二日目は朝、9時から無人島へ。昨日より水もきれいで、洞窟があったり、岩があったり、なかまはサザエや魚が沢山、獲れたようです。自分たちは岩から飛び込みをして楽しみました。4メートルくらいの高さは結構、勇気が要ります。足から飛び込むなかま、頭から飛び込むなかま、宙返りして飛び込むなかま。笑い声があがります。

宿に戻って、昼食を摂り、みんなで集合写真を撮りました。帰りの車ではみんな楽しんだらしく、よく眠っていました。夕方にはダルクに無事、到着。

事故や怪我もなく、みんな日焼けもし、健康的に成れたような気がします。
またひとつ、シラフで楽しむ想い出が増えました。
お疲れさまでした。

   笠嶋




2012年7月19日木曜日

アディクションフォーラムin滋賀に参加

 京都は祇園祭も終わり、本格的に夏がやって来ました。京都御所では蝉が鳴いていました。ミーティング前に鴨川沿いで座っていると、川のせせらぎと涼しい風が心地よく、少しだけ「涼」を感じることが出来ました。
7月16日、第5回アディクションフォーラムin滋賀に14名で参加して来ました。
”仲間を見つけた、希望を見つけた”をテーマにいろんな自助グループが参加されました。体験談を中心にグループ紹介も交え、話されていました。

オープニングでの太鼓演奏(淡海響組 )はさすが、迫力満点でした。

午後からは「月乃 光司氏」の講演、”人生何でもあり”~アルコール依存症と共に生きる~がありました。
自分の幼少からの体験、アルコール依存症の経験、自分の無力さを受け入れ、感謝する生き方を、切実に、時にはユーモアを交え話されていました。
           叫びながらのトークは引き込まれてしまいました。
        
びわこのなかまとの分かち合いもあり、帰路に付きました。
 帰り道の大津サービスエリアでは、初めて琵琶湖を見たなかまが大きさにびっくりしていました。

アディクションは薬物だけでなく、ギャンブル・アルコール・仕事・買い物・携帯な
ど、様々なものがあります。自分たちはその病気を受け入れ、自分の一部とて
上手くつきあっていく術を、なかまの姿を通じて、学んでいます。

  笠嶋

2012年7月12日木曜日

マックとソフトボール交流!!

 
そろそろ梅雨明けが近づいているようです。皆さん、体調管理に気をつけて下さいね。7月9日(月)洛西浄化センター公園(桂川沿い)にて、京都マッ ク、大阪マックのなかまとソフトボールの交流試合を行いました。梅雨の真っ只中にもかかわらず、青空が拡がりました。グラウンドはきれいに整備されてい て、ベンチは屋根付きだったので、暑い中でも熱中症になることもなく、楽しむことが出来ました。
試合はまず、大阪マックと。いつもの京都ダルクらしく、前半は大量リードで試合が進みました。しかし、最終回、大阪マックの底力か、なんとサヨナラ負け、、、。油断大敵ですね。大阪マックは春にベリーカップ(淀川の河川敷で行われている障がい者施設のソフトボール大会)に参加されているためか、チームワークも良く感心させられま 第二試合は京都マックと。炎天下の中、みんな集中力を欠かすこともなく、勝利することが出来ました。水分補給や準備運動など、十分、注意しながら出来たので、怪我することも無く、少し日焼けもしながら、みんな楽しめたようです。
最後は3チーム、輪になって「お疲れさま。またやりましょう。」の声と共に、拍手で終わりました。 
梅雨明けには、海水浴が待っています。
みんな、元気に毎日を過ごし、楽しい日々を送れたらいいですね。
笠嶋

2012年7月11日水曜日

「社会を明るくする運動」に参加して

 7月7日(土)七夕の日、
法務省主唱 主催:中京社明実施委員会 協力:中京東地区保護観察協会・中京東地区更生保護女性会で行われた「社会を明るくする運動」に太田、石原、笠嶋で夕方6時過ぎから街頭啓発として、新京極六角を中心に参加者が手分けして、ティッシュ、ミニタオル、ボールペンなどを配りました。七夕の日ということで、笹に短冊が飾られていて、趣のある京都の風情を感じながら、道行く人に「よろしくお願いします。」と声を掛けました。なかなか上手く受け取って貰えなかったりもしましたが、今年は参加人数も多く、30分程で、配り終えることが出来ました。

講演会には講師として、中京警察署生活安全課長 上田様の自転車盗難、脱法ハーブの犯罪など、「少年非行の現状」のお話しがありました。中京地区は京都の中でも犯罪の数が多いようです。

7時からは懇談、意見交換会がありました。京都ダルクからは、石原がダルクの活動、女性利用者の「ワイオリ(ハワイの言葉で希望の源・幸せの泉)の会」についての報告の時間をいただけました。

懇親会では、ダルクへの献金をいただきました。ありがとうございます。

今回の運動が少しでも、社会の中で再び生きて行こうとする人たちにとって、役にたてることが出来れば幸いです。


笠嶋



2012年7月6日金曜日

野菜作り

梅雨の真っ只中、京都では祇園まつりの”ちん とん しゃん”の出囃しが始まりました。今年の山鉾巡行は17日になります。

ダルクの玄関先のプランターになかまが3週間くらい前、ゴーヤを植えてくれました。今では2メートルくらいまで育っています。めしべに小さなゴーヤが出来ていました。まだ3センチくらいですが、身近で初めて見ることが出来ました。おしべからめしべに受粉させないとゴーヤは出来ません。普通はチョウやハチが自然に受粉させてくれるのですが、、、。
ゴーヤが育ち、ダルクの昼食で食べれることが楽しみです。    



木曜日にお手伝いしている”バザールカフェ”ではカボチャが出来始めています。なかまが写真を撮ってくれました。まだまだ5センチくらいの大きさのようです。
地べたに這わせての育て方ではないので、発育は遅いようです。なかまが愛情を込めて育てています。
野菜を育てること、土に触れること、みんなで作業をする楽しみ、大切さは昨年の田んぼで経験しています。
暑い季節がやって来ました。今年はどんなドラマが待っているでしょう。

笠嶋

2012年6月21日木曜日

全国浄土宗青年会第37回総合研修会




平成24年2月9日(木)~10日(金)
総本山知恩院雪香殿において行われた研修会
研修 加藤 武士氏
「再乱用防止への取り組み -ダルクの実践

全国浄土宗青年会第37回総合研修会報告(全体)


少し前の講演でしたが、ずいぶんと緊張しました。
仏教界の方々が薬物問題や依存症について研修を行ってくださったことに感謝です。
このような機会が増えていくことを願っております。
京都DARCでは講演活動を行っておりますが、講演料や謝金については、ご相談いただければ結構です。特に取り決めはございません。

2012年6月16日土曜日

バザールカフェ

京都も梅雨に入り、紫陽花が美しい季節になりました。
今週も木曜日になかまとバザールカフェにお手伝いに行きました。朝から厨房を手伝っているなかまは、初めてハンバーグをこねたそうです。嬉しそうに話してくれました。週一回のアルバイトですが、社会に出て行くためのいい練習です。畑の方はじゃがいもの収穫をしました。「きたあかり」「男爵」という銘柄です。早速、ボイルしてもらい、みんなで戴きました。取れたてはやっぱり美味しいです。「きたあかり」は小振りで甘く優しい味です。かぼちゃは受粉をしないといけないようです。鉢から植え替え花も咲き、成長しています。毎回、感じることですが、太陽を浴び、土を触るのは気持ちいいものですね。梅雨の合い間の日射しが癒してくれました。



笠嶋 敏

2012年6月2日土曜日

バザールカフェにて

梅雨入りも近くなって来ました。 鴨川の上流では源氏ボタルが神秘的な光を放つ時期になりました。

毎週木曜日、お手伝いにいっている”バザールカフェ”。
2時からミーティングを始め、その日のスケジュールを決め、今後の予定をみんなで話し合います。今週は大きくなった「かぼちゃ」と「じゃがいも」の水やり、雑草抜き、庭掃除をやりました。「じゃがいも」はピンクと黄色の花が咲き、来週には収穫出来そうです。

「かぼちゃ」はつるが上手く巻き付いていないようで、詳しいなかまが来週には策を練るようです。作業中は汗ばむ季節になって来ました。昨年は日当たりが悪かったですが、サニーレタスとシュンギクが収穫出来ました。今年は日照時間が長く、成長がいいようです。土起こしから始まり、石灰撒き、種植えを経て、なかまは毎週、成長を楽しみにしたり、心配したりしています。

厨房を手伝っているなかまは、朝早く寮からひとりで出掛けています。何れアルバイトに行く練習になっています。学生のお客さんが多く、今週も忙しかったようです。バザールカフェで色んな料理を覚え、ダルクでの昼食作りに役立てています。カレーはかなり美味しいですよ。

ソフトボールは月一回の予定をしています。京都マックから申し込みを受けています。梅雨入り前に出来たらいいのですが、、、。


  

    笠嶋



2012年5月31日木曜日

三重・びわこダルクとソフトボール!!

5月28日(月)京都の上鳥羽グランドにて、三重ダルク・びわこダルクのなかま達と、ソフトボールの交流試合をしました。びわこのなかまとは何回か行っていますが、三重ダルクのなかまとは今回が初めての試合でした。

第一試合は京都対びわこ。びわこのなかまはみんな健康そうで、いかにも打ちそうな感じです。京都は毎週、練習をしているので、かなりチームワークも守備も上手くなっています。打ち合い、ファインプレーなどの連続で19対14で京都ダルクの勝利です。第二試合は、京都対三重。日頃の練習の成果か京都の2連勝です。間の時間に休憩を取りながら、水分の補給、日陰で身体を休めたりします。

第三試合はびわこ対三重。びわこのなかまは暑さのあまり、上半身裸になりながらのプレーでした。びわこの打撃炸裂でした。12時30分から16時まで、強い日差しの中での試合でしたが、怪我もなく、日射病になるなかまもなく、無事、楽しく終えることが出来ました。最後は恒例の集合写真で、分かち合いと再会を誓いあいながら、それぞれの帰途につきました。

いい汗、いい笑顔は自分たちには大切なものかも知れません。

  
   
       
     笠嶋